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BE-PAL 2021年1月号の付録マルチツール

BE-PAL 2021年1月号買いました

昨晩、スマフォでスマニュー見ていたら12/9発売のBE-PALにプライヤー型のマルチツールが付録で付いてくるという記事を発見しました。
この間、ダイソーで300円マルチツールを購入したばかりなのですが、記事に載っていた写真を見てかなり物欲を刺激されてしまいました。

最初、写真を見た瞬間に思ったのは「アレ?これダイソーの300円の奴と同じじゃね?」という事。赤いボディとCHUMS,BE-PALのロゴを除けばそっくりのデザインです。
フェラーリの赤とか、シャア専用MSの赤とか、赤いボディが好きな自分にはかなり魅力的な色ですが、大きさ、形状、ツール11種類とかどう見てもダイソーのマルチツールにそっくり。

でもよくよく見ると11種類のツール構成が若干異なっています。

これは購入して検証するしか無い!!という謎の使命感に駆られ、今日仕事が終わってから本屋でBE-PALを購入してきました。朝、会社に行く時にコンビニ何店舗か回ったのですが、ローソン、セブン、ファミマ、どこにも見当たらずでした。

検証

家に帰って早速付録を開封
ダイソーマルチツールと並べてみます。

ダイソーマルチツールとBE-PALマルチツール

う〜ん、そっくりですね。大きさも同じ。基本的に同一設計に見えます。ちなみにダイソーツール、オレンジを購入後、近所のダイソーに再入荷したタイミングでグリーンも購入しました。グリーンはコレクションとして未開封状態です(笑)

色とロゴを除けば、ぱっと見で違うのはツールを止めている星形ネジのデザインくらいでしょうか。

両方のツールを開いてプライヤーの形にしてみます。

ダイソーマルチツールとBE-PALマルチツール(開いた状態)

畳んだ状態から開いてみると、ダイソーは結構固くて開いたり、畳んだりしずらいのですが、BE-PALの方はスムーズに開く事が出来ます。
また写真では判りにくいのですが、開くとハンドル部分の開いた角度が異なっており、BE-PALの方がハンドル間が大きく開きます。
さらに良く見るとプライマーのヘッド部分の形状も実は若干異なっています。

折り畳みのスムーズさの違いは単に個体差の可能性も有ります。試しにダイソー側にCRC5-56を吹いてみたところ若干改善されましたが、それでも動きが渋いです。

両方も世界の工場、中国製の様です。
最初は同じところで製造されているのかな?と思いましたが、部品の組み付け精度とか、部品単体の形状とかの差異を考えると、どこか最初に設計したものを微妙に改変して別のところで製造している感もあります。中国だとありがちな感じですが。

ツールの仕様

どちらも11種類のツールなのですが、組み込まれているツールに差異があります。それぞれのパッケージやBE-PAL本誌を参照すると以下の様な対比になります。

ダイソー BE-PAL
プライヤー プライヤー
ワイヤーカッター ワイヤーカッター
ミニナイフ ミニペーパーナイフ刃無し
ミニノコギリ ミニノコギリ
プラスドライバー プラスドライバー
マイナスドライバー4mm マイナスドライバー2.5mm
栓抜き 栓抜き
ヤスリ ヤスリ
マイナスドライバー5mm マルチフック
マイナスドライバー3.5mm マイナスドライバー3.5mm
缶切り 缶切り

ダイソーのミニナイフは刃が付いたナイフなのに対して、BE-PALはペーパーナイフで刃が付いていません。
両方のツールでコピー用紙を切ってみましたが、ダイソーの方がサクっと切れます。

後はマイナスドライバーがダイソーは3サイズに対して、BE-PALは2サイズ用意されています。3.5mm幅は共通ですが、後は幅が異なるので、どちらが使いやすいのかは微妙な感じです。
BE-PALは細かい精密系でも行けそうですが、反面、サイズの大きいネジだと苦しそう。

ただ、この手のマルチツールのドライバーを本当に使うのか?というと微妙なので、正直どちらもで良いかもしれません。
BE-PALはマイナスドライバーを1種類減らしたところにマルチフックを搭載しています。
これもどれほど役に立つのか判らない感じです。


搭載ツール比較



どちらが良いか?

そもそも自分はアウトドアアクティビティはほとんど行わず、インドア派なのでこの手のマルチツールを実用的に使う機会ってあまり無いんですよね。
自分が使うとすると、長めの海外出張時等にスーツケースに入れておいて、機内では預けてしまう前提で持っていく。

現地調達で服だったり、その他の雑貨を購入した際にパッケージを開けたり、タグを切ったり、そのためのナイフが欲しいので出張に持っていくならダイソーツールです。
300円で売っていて、無くしても再購入出来るという点も含めですね。
ただ、海外に持っていくなら、そもそもプライヤータイプのマルチツールではなく、ビクトリノックスのアーミーナイフの様な10得ナイフのほうが使いやすいかなとも思います。
あちらはたいがい、コルク抜きが付いていて、現地でワインとか買って開ける際にも重宝するので。

ドライバー等はあまり使えない気がします。ビクトリノックスのCyber Toolというのを所有していて会社の引き出しの置きっぱなしにしているのですが、Cyber Toolだとプラスドライバーやトルクス含めて複数のビットが入っていて、会社でPCのフタ開けてメモリ増設とか、そういった作業時には役に立ちます。Cyber Toolは1万円近くするので、300円とか1000円のものと比較するのもナンセンスですが。

今回のダイソーBE-PALもプラスドライバーは1種類のサイズしかなく、マイナスもちょっと微妙なコンビネーションな気がするので(これは実際に色々使ってみないと判らないですが)、実用上はあまり使えないかなと。

単なる折りたたみ式のプライヤー+ワイヤーカッターと考えると、BE-PALのほうが折りたたみの開閉が楽なので、ストレスは無さそうですけど。

結局は、どちらも「ロマン枠」「コレクション」なわけです。(笑)
(もしくは「男の人ってこういうのが好きなんでしょ枠」)
BE-PALは結構所有欲は満たされました。

ダイソーなんて300円(税込み310円)で買える事を考えれば、あまり文句言う様なものでもないし。ダイソーの価格破壊はすさまじいです。(最近だとBluetooth製品とか。)

旅行に持っていくならビクトリノックスの安めのやつか、セリアでビクトリノックス風の8得ナイフ売っているので、あれが一番コスパは良さそうです。


あと、BE-PALツールの実用性を上げたいのであれば、ダイソーツールとのナイフをスワップしてしまうのも手かしれません。試していないですが、トルクスドライバーがあればお互いの部品をスワップできるんじゃないかな?

どうもツールのスワップは無理な感じです。良く良くダイソー版とBE-PAL版を比較するとBE-PAL版のほうが全ての部品の厚みが若干薄くて、BE-PAL版のほうがスリムに仕上がっています。

ダイソー側のツール単品をBE-PALに組み込むのは厳しいかも。
外装と外装を止めるビスを丸ごとスワップ、すなわちダイソーツールにBE-PALの外装を被せるならイケるかも。ビスを外してΦが合うのか要確認ですが。ビスのヘッドのサイズが異なるので、ダイソーのビスをBE-PALの外装に合わせるのは無理そう。


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