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トヨタ ライズ

8年ぶりにクルマを買い替えました。
トヨタのライズ、今とても売れているらしい1.0Lエンジンの5ナンバーコンパクトSUVです。
ダイハツOEMダイハツのロッキーと兄弟車。

元のクルマはトヨタヴィッツの1.3L。
自分はクルマは買うと10年は乗る主義なので、ヴィッツもあと2年くらいは乗るつもりだったのですが、昨今、衝突軽減ブレーキとかの安全装備をそろそろ備えるべきかというのと、嫁がライズをとても気に入っていて、買い替える事に。

ちなみにライズは自分が仕事するようになってから4台目です。最初に買ったクルマはST183のセリカで2.0L NAエンジン。その次がMR-Sで1.8L NA。更にその次がヴィッツの1.3Lだったので順調にダウンサイジングしています。

ライズを契約したのが1月半ば、納車は5月末で、新型コロナの影響で工場が止まり、当初言われていたより1ヶ月ほど納車が遅れました。
でも、待ちに待ったかと言うとそうでもなく、自粛自粛でどこにも言っておらず、ライズが納車されてからもほとんどお出かけしなかったので、納車から2ヶ月経った現在でもまだ1,000km走っていません。最初の1ヶ月くらいは嫁が買い物に使うくらいで、自分はほとんど運転せず。先週、少し首都高走って片道60kmくらいを往復2回走ってなんとなく感触が掴めたので、その辺の感想を書いていきます。自分は1台を10年くらい乗るし、カーマニアとかでも無いのであまり深いインプレは出来ないです。また安いクルマしか乗ったことがないので、高級車の運転感覚とかは判りません。

仕様

購入したライズのグレードはGです。最上級のZも検討したのですが、スペック・装備を見比べ、ACC(アダプティブクルーズコントール)とLKC(レーンキープコントロール)は要らないし、17インチホイールはカッコ良いけど、最小旋回半径が少し大きくなり、嫁が運転することを考えると16インチで少しでも最小旋回半径小さい方が良いだろうと思い、Gにしました。(自分に不要なスペックにはあまりお金を掛けたくない人なので)

最初はフォグとか革巻きハンドルとかオプションで足すことを考えましたが、フォグなんて実際には使わないし、ハンドルはウレタンでもそんなに気にならないので、見た目系オプションはやめて、パノラミックビュー(日産で言うところのサラウンドビュー)モニターとか、BSM(ブラインドスポットモニター)/RCTA(リアクロストラフィックアラート)付けて、ディーラーオプションで前後撮影ドラレコ付けて、センサー・カメラてんこ盛り仕様にしています。

ナビは標準のディスプレイオーディオではなく、T-CONNECT対応の固定ナビにしました。ただし通信モジュールは積まず、トヨタのディーラーに行ったらWiFiで繋いでアップデートです。(スマフォ繋いでアップデートも可能)

後はETC2.0とかナビとiPodを連動させるためのアダプターとかをチョイス。(これはヴィッツにも同様のものを付けていて、車内のオーディオソースはほぼ常に嫁のiPod Nano)
ボディにQMIシーラントでのコーティング。ものぐさで洗車回数が少ないので、コーティングは必須です。

オプションではないですが、ZとGではエアコンはオートです。

操作系

で、実は契約時、1度も試乗していません。結婚してからはクルマは完全に移動手段で、ハンドリングがどうとかエンジン回り方がどうとか、そんなにこだわりなく、家族3人乗って快適に移動できれば良いという感じだし、もともと乗っていたのもヴィッツだったので、静粛性がどうとか、足回りの落ち着きがどうのにたいして高い要求も無く、概ねデザインと安全装備とかのスペック感だけで決めました。
なので、実は操作系とか細かいチェックしたのは納車の時が初めて。

実家のクルマに乗っていた時代から含めて自分が過去の乗ったクルマはほとんどトヨタ車で、レンタカーとかで他のメーカーのクルマを運転したことがあるくらい。ライズはダイハツOEMなので、細かい操作系に結構戸惑うかもなとは思っていました。実際にクルマ受け取ってアレ?と思ったのは以下の点くらいです。

  • フューエルリッドオープナーが無い

    これは正直盲点でした。ディーラーでクルマに乗り込んで、色々スイッチ類の配置とかチェックしていて、アレ?給油口のフタはどうやって開けるの?と。
    ドアロック解除するとフューエルリッドのロックも自動解除され、外からリッドをワンプッシュすると開くとのこと。最近はセルフサービスのスタンドが多いからとディーラーの担当者は言っていましたが、最新の純正トヨタ車もそうなのだろうか?まあ、実用上困らないのですが、今回あらゆる装備が前のクルマよりグレードアップしている中で、フューエルリッドを外から押して開けるは、その時はなんとなくガッカリしました。
  • センターに戻るウィンカーレバー

    未だに慣れないのがこれです。ウィンカーがいわゆるカチカチ音ではない電子音なのと、ウィンカーを操作するとウィンカー点滅状態のまま自動的にレバーがセンターに戻ってしまう。ウィンカーレバーを倒す時に軽めに触れると進路変更用に3秒だけ点滅して点滅が消える。
    これ、ダイハツ車仕様らしくタンクやルーミーも同様らしいのですが、3秒点滅と通常の右左折用点滅の境目が判りにくいのと、点滅を止めようと逆にレバーを操作した際に、勢い余って逆方向に点滅することしばしば。慣れてくるとそれなりにミスらなくなりますが、ふとした瞬間にウィンカー止めるつもりで逆方向に点滅させてしまいます。こればかりは今まで乗ってきたトヨタ仕様のウィンカーレバーが良いです。

上記以外だと、スマートキーの操作とか、オートヘッドライトとかも最初は戸惑いました。後者は今後の新車には法律で義務付けなので何を購入しても同じなのですが、納車されるまでヘッドライトが自動点灯、自動消灯する仕様だと判ってなかったです。スマートキーの存在も契約時点ではあまり意識していなかったので、最初は割と一気に未来に来た感がありました。まあ、クルマは10年近く乗ってから買い替えると、色々な進歩に感動できます。

走行感/操作感

いわゆるドライバビリティですが、まずエンジン回りは特段不満は無いです。タンクとかルーミーの記事見ているとターボ無しの1.0Lエンジンだと高速合流とかでパワー不足感じる、ターボ付きでなんとかみたいなインプレを見かけた事がありますが、ライズは1.0Lターボが標準で首都高走った感触では特に加速性能に不足を感じる事は無かったです。
3気筒エンジンだと振動とかどうなの?と思ってましたが、3気筒だと意識すると確かに加速時に回転のばらつき感がある様な気もするし振動も少し荒いかな?と思うのですが、それ自体は3気筒を意識したゆえのプラセボな気もします。4気筒の方が遥かにスムーズとかそういう事は無い気がする。(6気筒エンジンは高級車は違うのでしょうが)

ただ、ターボの特性なのか加速のフィーリィングというかアクセル開度に対するパワー感がリニアじゃないなと感じる事はあります。あまりターボの存在を意識させない様な味付けになっていますが、過去に乗ったクルマの比べると踏み込んだ時にあるところから、やや思ったよりもパワーが上がる感じになる事がある様な気がします。

後、嫁がブレーキが踏み込まないと効かないみたいに言っていて、最初はそんな事無いだろうと思ったのですが、確かに踏力じゃなくストロークでコントロールする感がある気がします。それも慣れれば気にならなくなるレベル。

自分的に一番ビミョーなのか過去に乗ったどのクルマよりも操舵感が軽すぎる点。ハンドル自体が少し細身に感じ事とあいまって、操舵にどっしり感が無いのがちょい気になります。
DCVTはヴィッツCVTよりはまあ感触良いかな?というところ。ヴィッツCVTはエンジンの回転上昇と車速のズレ感が結構ありましたが、流石に最近はCVT系のミッションでもフィーリングは改善されています。ただし、マニュアルモードにした際のエンブレの効きが弱い感じがしています。
基本的にマニュアルモードは下り坂でのエンブレにしか使っていないのですが、ショッピングモールの駐車場のスロープとかの下る際にマニュアルモードで1速にしてもエンブレの効き感が弱く、山道ひたすら下る時とかどんな感じが気になります。(まだ峠っぽいところには一度も行っていません)


インパネ

インパネはZとGは右側にLED表示のスピードメーター、左側に7インチTFT液晶でタコメーターとその他のマルチファンクションディスプレイが表示されます。

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ライズ TFT液晶インパネ

タコメーターの配置のデザインは4パターンから選択です。
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デザインは好みの問題なので、自分はアナログタコメーターが左側に表示される表示パターンを使っています。
ちょっと気になるのは液晶部のバックライトの輝度制御ですね。トンネル等に入ると暗くなり、明るいところに出るとバックライト輝度を上げるのですが、輝度制御が唐突な感じがあり、ちょっとした高架の下をくぐる際も煩雑に輝度制御がかかるので、一瞬バックライトの輝度変化に目が追いつかないケースがあります。

速度表示のLEDの方がこういった問題はありません。

最近はインパネのメーター類を液晶化しているクルマが増えている様ですが、他のクルマがどんな感じが気になります。

液晶メーターは未来感あって良いのですが、自分的にはXやXSの2眼オプトロンメーターの方が好きかも。

パノラミックビュー

パノラミックビューですが、おそらくカメラの設置位置(高さ)の関係で、クルマを他のクルマの間に入れると横の車両のした半分が大きく上下に引き伸ばされた様な表示になります。日産のCMに出てくるサラウンドビューのイメージで考えていると少しがっかりするかもしれません。

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ライズ パノラミックビュー表示例

BSM

BSMはブラインドスポットモニターの略です。車両のセンサーで左右後方からの車両の接近をお知らせしてくれる機能です。
車線変更時、ドライバーから死角になりがちな後方から自車に並びかけるようなポジションに車両が居ると、左右のドア−ミラーの端に設置されたインジケーターが光ります。
ウィンカーを出した状態では更に警告音を発出します。

ライズではBSMと、後退時に左右から来る車両を検知して知らせてくれるリアクロスがトラフィックアラート(RCTA)がセットでオプションになっています。
これは最上位グレードのZでもオプション。

これがあれば万全というものでは無いですが事故のリスクを少しでも減らす意味でお安くなかったのですが付けました。

BSMは右折レーンが2本並んでいる場合の左側に入ってしまった場合に、ウィンカー出していると横のクルマに反応してアラーム鳴りまくりますが、今のところ誤検知とかはあまり無い感じです。

固定ナビ

T-CONNECTナビは富士通テンのものの様です。操作性だったり案内音声の声だったりはヴィッツに付けていたトヨタ純正ナビとあまり変わりません。
ただ少し驚いたのは、このナビには位置情報からオービスに近くづくと警告してくれます。自動車メーカーの純正ナビにオービスの警告機能が付いているのはちょっと驚きです。音声で「この先、速度レーダーがあります」とか警告音とともに教えてくれます。

後席

後席の広さ自体はヴィッツとさほど変わりません。
ただし座席が高い分だけ膝を持ち上げずに自然な姿勢で座れるので、楽です。
嫁が運転して、自分がその後ろに座る場合には足元結構余裕あります。自分が運転(身長170cm強)が運転するとたぶん後席に大人が座ると膝と運転席の背もたれの間が握りこぶし一個くらい空く感じだろうと思います。