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夏休みは終わったけど自由研究: 自作天体望遠鏡(改)

100均のmeetsで口径4cm稼げそうな老眼鏡を発見!!

前回、度数+1.5の老眼鏡で口径3cmの望遠鏡を作ってみたのですが、近所の100均、meetsで今時めずらしいレンズが大きいデザインの老眼鏡を発見。
レンズの縦も4cm以上あり、これなら口径4cmの望遠鏡を作れそうということで早速購入しました。

rc30-popo.hatenablog.com


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meetsで見つけた老眼鏡

なお、前回の口径3cmで、倍率(多分)約10倍程度だと月のクレーター見るのも微妙。(倍率より多分色収差でボケてだめなんだけど)
というわけで、焦点距離の長い度数+1.0を購入しました。

当然、望遠鏡は長くなります。自作望遠鏡に組む前に土曜日にざっくり焦点距離測ったところほぼ1mありました。

前のやつに対して追加で1台作る事も考えたのですが、前回のものは性能限界も見えていたのでレンズ部分を一旦分解して今回購入した老眼鏡のレンズに差し替え、鏡筒を長くする工作をしました。

鏡筒の一片は6cmで、その中に直径4cmのレンズが収まっています。
ちなみに前回のものは手でぎゅっと押しただけでレンズが老眼鏡のフレームから外れたのですが、今回のものは多少力を入れても外れず、どうせフレームは樹脂だろうと、ニッパーでフレームを切断してレンズを取り出しました。

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望遠鏡は全景はこんな感じ。

元の奴が無いの比較できませんが、1m以上あって長いです。
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で、早速星を見たいのですが台風10号の影響で天気悪く、昼間に地上で見た限りではやはり色収差でボケるのは変らず、画像はシャープになりません。
接眼レンズ側は手持ちのルーペとか2種類準備。だいたい焦点距離4〜5cmなので、20〜25倍くらいの倍率になっているはずです。

明日晴れたら月が高く上がるのを待って、テストしてみたいと思います。

2020/09/21追記:
ようやく夕方に月が見えていたのでテストしましたが、やっぱりボケボケでした...

2020/12/09 対物レンズ口径を20mmに絞ってみた

色収差対策として、対物レンズの口径を20mmくらいに絞りました。
直径約20mmの穴が空いたフタを作って、対物レンズ部分にかぶせています。

集光力は小さくなりますが、倍率としてせいぜい20倍くらいなので問題は無いはずです。(月くらいしか見ないだろうし)
まだ、月や星では試していませんが昼間に近所の送電鉄塔の上の方とか見た感じでは今までのボケ感が改善されてクリアになりました。

結局100均の老眼鏡だと口径20mmくらいが実用限界という感じだと思います。

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2021/01/09 自作望遠鏡最終形態

最終的にこんな感じなりました。全長1.2mくらいあります。

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最終形態全景

整理すると、

  1. 対物レンズ 度数+1.0の100均老眼鏡レンズ1枚(焦点距離約1000mm)
  2. 対物レンズ口径2cm, 20cmくらいの長さの遮光フード増設

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    遮光フード側から対物レンズを望む
  3. 接眼レンズ 100均のおもちゃの双眼鏡の対物レンズ2枚、焦点距離はだいたい40mm〜50mmくらい

    こういうおもちゃの双眼鏡を分解して対物レンズを接眼レンズとして使います。対物レンズ側の黒いキャップもそのまま流用します。
    分解は割と力ずくで接着剤を剥がします。(ドライバーとかでは分解出来ないです)
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    接眼レンズの材料
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    接眼レンズ
  4. 鏡筒はダイソーで売っているB4厚紙の黒を使い(3セットくらい購入必要)、1辺6cmくらいの筒を3個作って接合。接合部には口径2cmから3cmくらいの穴を開けた遮光板を一応迷光防止として入れてあります。

この構成で月くらいならまあまあ見れるものになりました。
鏡筒の主材料が紙で望遠鏡全体が軽いので、家の壁とか物干し竿とかを利用して安定させると手持ちでもまあまあブレずに観測できます。

20mmの口径でも肉眼では目視できない星が割と見えるので楽しいです。